🎬30周年記念作品「機動警察パトレイバー 劇場版 4DX」(2020年(1989年))・日本)映画評価 

映画「機動警察パトレイバー 劇場版 4DX」

監督 押井守

声の主演・出演  古川登志夫 冨永みーな 大林隆介 榊原良子

内容・賞など ゆうきまさみの漫画原作アニメの劇場版。1989年の第7回日本アニメ大賞にて大賞を受賞。2020年、30周年企画としてサウンドリニューアルされた4DXが公開された。

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感想(良いところ・残念なところ・なんともいえないところ)

良いところ、プラスポイント、心にきたところ

無人機の暴走

・潜伏ウィルス

・個性的な人物たち

・政府、政治、警察官僚の思惑

・人命より立場の確保

・課長と隊長と部下の会話

・大型ロボットの世界

・レイバー対パトレイバー、ドロップキック「もうなんとかしてください」

・チームワーク

・トマト栽培

・家に帰ったのは月に3回

・我々の人権はだれが守ってくれるのか

・警察官は人命優先

・HOS、ハイパーオペレーションシステム

・一度接触したすべてのOS、表面上の削除は意味がない

・嘘の無料書き換えはかえって感染を広める可能性

・データの積み重ねによる検証

・犬笛での発見とやかん湯沸かしでの発見

・ノーヘル、2人乗り、無断外出、一般宅での脅迫などなどの違法行為

・よくわからないがとても美味しそうなピザ

・切れすぎたカミソリ後藤

・犯人の心理を探る隊長と刑事

・東京という街

バビロンプロジェクト

・なんせ台風がしでかすこと

・遅すぎた

・どっちにしろダメ、ならば選ぶのはやらずにより、やるを選ぶ

・知恵と勇気 

 

残念なところ

・映画館での4DXはけっこう動きがグイングインしちゃって、最初、酔うかも。

・しっかり水滴が来るので、雨のシーンでメガネの僕はよく見えない状態に。ハンカチ必須です。まさか映画館でリアルにメガネを拭くとは。4DXの醍醐味か。水滴なしボタンもありますが、止めていたがけっこう来たといってました。途中、フード被ろうかと思ったとも。(妻談)

・台風のシーンもあり、水、風で結構寒い。途中から下半身が冷たくなっていました。気をつけないと風邪ひいちゃいます。

 

なんともいえないところ

・時代とのギャップはあります。30年前に考えた近未来。CG風の画像も粗い。HOSの起動画面、あの頃はすごいテンション上がったのに、いまやそれを圧倒的に凌駕するすべてのシステム。あのころはネットはまだまだ、スマホもない。それでも共感する部分は多数。レイバーなんていう大型ロボットはできてませんが、「新しい便利なものが生まれれば、新しい犯罪が生まれる」というのは核心を得ています。 ものは飛躍的に進化しましたが、人はあんまり変わってないのかもしれません。

 

まとめ

「どんなに進化しても使うのは人」

30年前にクリエイトされた近未来は今見ても共感するところが多数で、その面白さは昔見たときと変わらない。

働きづめなのに、さらに休めなくなり、「俺たちの人権は・・」というのは、まさに今の状況そのものを彷彿とさせる。見たときは学生の視点だったのでそんなこと考えなかったかもしれないが、長く働き、そして今の困難な状況を踏まえた視点では、より作品への共感、深みを感じた。

犯人にしてやられ、すでに出遅れ、負けた戦いのなかで、何ができるか、最善を尽くす。やれることはまだある。道具がどんなに進化しても、「使う人の知恵と勇気」のセリフのとおり。人の意思が大事。

バビロンプロジェクトの方舟は崩壊してしまうが、都内の壊滅、人命を守ったという終わり方は心地よいのでした。

 

 

 評価 B 70点 

30年前の作品ではあるが、正体の掴めない(コンピューター)ウィルスとの戦いにどう立ち向かうか。まさに今の問題を彷彿とさせる作品。

 

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