今日紹介する映画はこちら。
「華麗なる激情」
C-50 60点 <洋画>
1965年 アメリカ・イタリア作品
「ミケランジェロがフレスコ画を描くまでを映画化」
アカデミー賞5部門ノミネート
スポンサーリンク
「いまある有名な作品は、当然描いた人がいて、描いたときがある、理由もあって、物語がある」
当たり前のことだが、500年も前の作品が今も残っているにはそれなりの理由があるだろう。その作品が見事なことは間違いないが、その時代の背景や描いた人物・理由など様々な要素が重なって、今も残っているはず。
その作品について描き出しから完成までをドラマとして鑑賞することができる作品。
芸術もの作品は多数あるが、その人物の生涯を見る作品はあるが、このようにひとつの作品で映画ひとつというのは見たことがなかった。
それだけ、ミケランジェロという人物がすごいのと周りの人物ユリウス2世・その時代が見ごたえのあるものであり、なによりこのフレスコ画そのものが圧巻の作品だということだと思う。
芸術家は、資本金を出してくれる人がいなければ成り立たない。ユリウス2世(法王)から天井画を描くように命じられたミケランジェロは、気が進まず、嫌々仕事として描くのだが、やっぱり違う!と投げ出してしまう。
やりたりたいことをやれないのは、今も昔も芸術家は同じで、苦悩が見える。
しかし、やりたくない仕事だったが、ミケランジェロは逆に描きたい天井画が脳に振ってくる。神からの送りもののように。
そうしたら、今度は壮大すぎて、進まない。とにかく終わらない。
出資している法王は、何度も何度もミケランジェロに「いつ終わるのか?」と聞くが、ミケランジェロは「終わったら・・」と答える。
完成をしないまま、作業は続いていくが、ミケランジェロが病気で倒れ・・でもそれを奮闘させるのは法王。
今度は法王は、周りの国から攻められかなりのピンチとなってしまう。金もない。しかし、ミケランジェロのために新たに出資させて仕事を続けさせる。
法王が病になったとき、奮闘させるのはミケランジェロ。
ミケランジェロがまだ完成してないのに、法王はみんなに見せるために足場を壊してしまう(法王がもうピンチで、敵国に壊される前に見せたいという気持ちなのだが)
これで、喧嘩。でもなんとか誤解をとき仲直り。
そして、完成へと至った。
法王と画家という、立場が大きく違う二人の奇妙な友情。
ミケランジェロだけではできなかったフレスコ画、法王がいただけではできなかったフレスコ画。
そんなすごい天井画を500年経っても見ることができる。
描いている映像、描いてる最中に、足場を作って天井に近い高いところで作業しているミケランジェロと下にいる法王との会話。
後半になると、口の動きで「いつ終わるのか?」・・「終わったら」のやり取りがとても気持ちがわかる。
出来上がったときの圧巻的な映像であり、その法王の表情。
すごくわかりやすい作品で、芸術な苦手な人でも楽しめる作品だったと思います。
場所:イタリア・バチカン
季節:秋(芸術の秋)
大塚国際美術館で同じものが観れます。圧巻です。紅白歌合戦でも有名となりました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ブログ村参加しています。よろしければポチっとお願いします。
読者登録はこちら(記事一番下)
お気軽に登録ください。基本、こちらからも登録させていただきます。
ただいま、読者数400人・Twitterフォロワー5400人・毎日更新800日超
画像はAmazonアソシエイト・もしもアフィリエイトからの公式提供、もしくはブログ主本人の撮影画像です。動画はYouTubeからの提供です。広告はグーグルアドセンス・はてなブログ(無料版)を使用して掲載しています。
お店や商品の情報は買い物・食事当時のものですので、実際に購入・行く際は事前にご確認お願い致します。