「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」
- 作品紹介
- プロローグ
- 1・幼稚園・自宅
- 2・戦国時代
- 3・しんのすけのいない世界
- 4・金打<きんちょう>
- 5・廉姫の思い
- 6・野原一家タイムスリップ
- 7・戦
- 8・突撃
- 9・にげるな
- 結末1
- 結末2
- 感想
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作品紹介
2002年公開。日本アニメ作品。第10弾。
戦国時代へタイムスリップした、しんのすけたちが活躍する。シリアスな展開でシリーズでも異色。人が死ぬ作品であることも珍しい。のちに実写化もされた。監督は原恵一、第9弾のオトナ帝国も彼が監督で、評価が高いです。
プロローグ
一人の着物の女性が湖で水を飲んでいる・・しんのすけは夢を見た。朝、野原一家が全員が同じ夢を見たと、不思議な体験をする。
1・幼稚園・自宅
しんのすけは、幼稚園へ。戦国の演劇ごっこの遊び。しんのすけが自宅に帰ると犬のシロが庭におおきな穴を掘っていた。そこにはきれいな入れ物の中に手紙が入っていた。
「てんしょうにねん・・ちょうびじんのおねえさん」などひらがなで書かれ、ぶりぶりざえもんも描かれていた。自分が描いたのが穴にあることを不思議に思うが、穴の中で、おねえさんに会いたいと目を閉じる。目を開けると、そこには湖が広がっていた。
2・戦国時代
しんのすけの前では、弓・火縄銃や鎧・刀・槍・馬が戦っていた。ドラマと思ったが、本物の戦国時代だった。出会ったのは若侍。銃で狙われていた侍を偶然にもしんのすけは命を助けることとなったのであった。鬼の井尻「井尻又兵衛由俊」と名乗る若侍。ここは天正2年。
春日の城に来た、しんのすけは未来からの人間と理解され、春日の殿様と話しをする。又兵衛にお世話になることになったしんのすけ。ここで夢で会った廉姫(春日の姫様)と出会う。又兵衛は姫にからかわれる。ぼんやりと空を見る「青空侍」と。雲の印が又兵衛の旗印だった。小さい頃、姫と遊んだ又兵衛・・大人になってからは戦、戦であまり会うこともない。と寂しそうだった。
又兵衛の家に行くと、あまり人がいない。病気や戦で亡くなったという。又兵衛はお嫁さんがいない。「嫁・子供がいると戦場で力を発揮できない」と強がるが、しんのすけたちにからかわれる又兵衛であった。飯にしようと又兵衛・・「カレー・とんかつ・すきやき」は作れるか聞くが??で笑わせてしまう。
3・しんのすけのいない世界
行方不明になったしんのすけを探す父ひろしと母みさえ。天正2年が1574年とわかり、書物には野原一家が春日の戦いで活躍と記載されていた。過去に行くことを決意する二人。「しんのすけのいない世界に意味はない」それが二人の思いだった。荷物を車に積み込む。車を穴の上に移動した。
4・金打<きんちょう>
未来には侍がいない。平和で、又兵衛はどうしたらいいかと言うと廉姫は「ぼんやり空を見上げていればよいと言われる」と笑うのであった。
家族への未来への手紙を書くしんのすけ。入れ物は穴から出てきたものと一緒だった。子供でも字を書けるのかと感心される。
廉姫は未来の恋について、しんのすけに訪ねる。未来は好きなら好きでいいと。身分の違いは関係ないと。廉姫はまもなく政略結婚することになっていた。お祝い申し上げる又兵衛。下がってよいと冷たくなる廉姫。
しんのすけは又兵衛へ、廉姫が好きだよね、と確信をつく。照れる又兵衛は秘めた恋を秘密にしてくれと頼む。一家臣が姫に焦がれるとは絶対に許されないから。武士の約束として「金打(きんちょう)」を行おうと話す又兵衛。脇差を渡されるしんのすけ。刀を少し抜き戻す行為。簡単だが、武士の誓いは重く、約束をやぶれば、侍でなくなる。又兵衛としんのすけは向かい合って<きんちょう>した。
5・廉姫の思い
戦国時代の子供たちと仲良くなるしんのすけ。秘密の場所へ案内されるとそこは最初にきた湖。そこへ廉姫がお忍びで一人来たのだが、野伏に襲われる。しんのすけ達が戦うもピンチに。間一髪、又兵衛が助けに来て野伏を退治する。野伏へ情けをかける又兵衛。
なぜここがわかったか?昔から姫が好きだった場所が思い浮かんだ又兵衛。姫はここで又兵衛の無事を願っていたのだった。傷を手当する廉姫。又兵衛へ抱きつく廉姫。本当の思いを言えずしんのすけに「嘘つき」と言われてしまう。
6・野原一家タイムスリップ
穴を掘っているとタイムスリップしてきた車と野原一家が。元の世界に帰れないようで、一先ず春日の城へ。途中、野伏は又兵衛の家来となる。カレーを食べるお殿様。美味しい。未来は平和だと知ると殿様は姫の政略結婚を断ることを決断する。又兵衛と酒を飲む野原一家。又兵衛は廉姫が嫁に行かないと聞き、ご機嫌だった。持ってきたビールは全部みんなで飲んでしまった。
7・戦
縁談を断ると、敵は戦いを仕掛けてきた。敵は強国。逃げ出す者もいて、みな討死覚悟であった。籠城戦が始まる。又兵衛を見に行くしんのすけ。敵の爆弾で攻め込まれる。姫の作ったでかくて塩の効いたおにぎりを食べ奮闘する又兵衛。夜となり、明日突撃すると姫へ報告する又兵衛。その隙にしんのすけたちは車で脱出する算段となった。又兵衛からひろしは刀をもらい別れるのであった。
8・突撃
味方を鼓舞する又兵衛。突撃する。姫は戦場がみたいと部屋を抜け出す。お付きの者は、姫の思いを知っていて止めることはできないのだった。突撃するも苦戦する又兵衛。車で戻ってきたひろし。戦いに加勢したのだった。車の登場で戦況が大きくかわる。大将のもとへ着いた野原一家と又兵衛。敵の一番武将と戦う又兵衛。手強く一進一退が続く。
9・にげるな
戦いの最中、敵大将は逃げようとする。立ちはだかるしんのすけ。
「逃げるのか、偉くて、お前のせいでこうなったのに逃げるのか」と詰めよる、しんのすけ。
怒った大将は刀でしんのすけに切りかかる。刀でふせぐみさえ、ひろしの攻撃としんのすけの攻撃で大将を倒すことに見事成功した。又兵衛は大将の首を取ろうとするが、命だけは取らないでというしんのすけの願いを受けて、大将はまげを落とされ、勝敗は決した。
結末1
勝利とともに凱旋する一行。又兵衛の馬でいっしょに戻るしんのすけ。又兵衛はしんのすけに褒美はなにがいいか聞くと又兵衛の脇差がいいと言うが、これは父の形見だからと断る。廉姫が櫓の一番前で出迎え手を振る。ほっとする姫。
銃声が鳴る。馬が数歩いくと又兵衛が倒れた。何者かに撃たれたのであった。
なぜ、しんのすけがこの世界に来たかがわかったという又兵衛。初めて会った時に撃たれたはずが、みなを守るための、この活躍をさせてくれるために生かしてくれたのだと。役割を終えたから未来へ帰れるはずだと。そして、脇差をしんのすけへ。「さっき使わなくて良かった」と「きっと廉姫も同じ思いだろう」と言い、息を引き取るのであった。犯人は誰かと叫ぶ仲間の声がむなしく響き、姫は泣き崩れるのであった。
結末2
きっと亡くなる運命だったと言う廉姫。又兵衛と結婚したかった?と聞くしんのすけ。そうだとはっきり答える姫。又兵衛も姫が好きだったと言いかけるが、姫が制する。しんのすけは脇差で<きんちょう>を行い、又兵衛との約束を守るのだった。
未来へ戻ったしんのすけたち。空には、又兵衛の旗印の雲があり、しんのすけは脇差を手に強い決意をし、廉姫は「おい、青空侍」と空の又兵衛に声をかけるのであった。
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感想
しんのすけは又兵衛・廉姫へ好きなのかとストレートに聞く。 クレヨンしんちゃんやキッズアニメの極み。大人では言えないことを聞いてしまう。戦国時代ではなおさら。現代人で子供のしんのすけが素直な気持ちを引き出す。この作品の肝であり、感動する要因。映画クレヨンしんちゃんはシンプルに気持ちに触れる。そこが魅力。
タイムスリップだけではなく、すべてのものには時間という有限がある。なんのためにそこにいるのか、なんのために生きているのか、別れの時に気付くけれども、そのときに良かったと思えるように、毎日をきちんと生きていこうと思わせてくれる作品。
クレヨンしんちゃん・キッズ・アニメが苦手でも、ぜひとも見てほしい作品です。
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実写化された作品。「BALLAD 名もなき恋のうた」
次回作はこちら「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード」
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