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「おじいちゃんの里帰り」あらすじ・感想・結末【評価C+65点】

「おじいちゃんの里帰り」

2011年。ドイツ・トルコ制作。

監督 ヤセミン・サムデレリ

主演・出演 ヴェダット・エリンチン ラファエル・コスーリス

内容・賞など トルコ系ドイツ人2世の監督が自身の体験を基にした映画

おじいちゃんの里帰り(字幕版)

 

おじいちゃんの里帰り [DVD]

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  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2014/11/05
  • メディア: DVD
 

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あらすじ

フセインは1960年頃にトルコからドイツにゲストハウス労働者として出稼ぎにきて、一度帰るが、再度ドイツにきて定住する。長い年月が経ち大家族のおじいちゃんとなったフセイン。ドイツ人の国籍を取得した直後、トルコに土地を買ったから故郷へ帰ろうと言う。過去、どういういきさつでトルコからドイツに来たかの思い出を年少の孫チェンクに語る孫娘チャナン。チェンクは学校で自分の出身を聞かれ、トルコのアナトリアというが、ドイツの周辺にはトルコの地図がなく、みんなの名前は地図に載りますが、チェンクの名前は真っ白い場所に貼られます。そしてトルコ語を話せないので、偽トルコ人と言われて悩んでいた。チャナンはイギリス人の子供を妊娠していたという悩みを抱えていた。息子たちも悩みがあり、家族はみなそれぞれの思いで行きたくないというが、フセインに押し切られ、一家全員でトルコへ行くことになる。半世紀ぶりに故郷に帰るバスを運転するのはおじいちゃんのフセインだった。

感想

「家族の大切さを教えてくれる」

過去のシーンをただ差し込むだけでなく、大事な場面では、今の彼らと昔の彼らが同時に出てくる。その光景は素晴らしい表現方法であったと思う。現実ではありえないが、まさに映画ならではだと感じた。過去のシーンなのに現在の孫の問いかけを否定する過去の人々、コメディカルな表現もこの作品の魅力だ。

ファンタジーのようでもあるが、家族という絆が過去・現在・未来と繋がっていること、祖国の誇りを持ち続ける意味を教えてくれる。また、大事なことは後からわかることがある。だからこそ、今を常に大事にしなくてはならないとも。普段の生活では忘れがち、家族・親・兄弟の大切さ、改めて思い出す気持ちになる作品だった。

受け継がれていくこと、伝えていくこと、いろんな立場の人が見てもそれぞれに大事なことを感じることができ、自分と重なり共感することができるハートフルコメディである。

 

 評価 C+ 65点 ちょっと家族と離れている人はぜひ見てほしい

 

結末

ドイツへのゲスト労働者100万1人目としてフセインは、ドイツ首相の前でスピーチをする依頼が来ていた。スピーチの練習を孫チェンクとするフセイン。ドイツ語は苦手でチェンクに直されてしまうが、踊りなどトルコ人の誇りをチェンクへ伝える。フセインはただ一人孫娘チャナンの妊娠が分かっていた。イギリス人が相手とびっくりするが、それでも父親を大事にと、母(フセインの娘)にすぐに伝えなさいと温かく話すのだった。

フセインが運転を代わり、バスの中は笑顔のまま進んでいたが、孫娘がチェンクへ話していて質問をフセインに聞いたが、フセインは無言のまま、バスの中で亡くなっていた。フセインの突然の死を迎えた家族はお互いに思っている不満を話し喧嘩になるも絆を感じる。孫娘チャナンは母と祖母に妊娠のことを話す。祖父フセインが気付いていたことも。すると祖母はわたしのときも言わなくても分かっていたと納得するのだった。

フセインをトルコの墓地に埋めようとするが、ドイツに帰化したのでトルコ人でないから埋葬できないと言われます。しかし、フセインの妻はトルコに帰って埋めると強く言い、家族はみな納得して故郷トルコへ向かうのでした。


フセインが買った土地は、壁しかなかったのです。ドアの先は空き地。家族はそこで葬式をし、トルコにフセインを埋葬する。家族が帰ろうとすると次男マホメドが、その地に残り家を建て直すことを言い、トルコに残るのでした。
首相の前のスピーチに壇上に立ったのは孫のチェンクだった。チェンクは祖父フセインと練習した言葉を母の助けを借りながらも見事に話す。それを見つめる亡くなったフセインがいました。

学校でチェンクはトルコの地図を持ってきたと言い、貼られた地図のアナトリアにチェンクの名前が載ります。すると偽トルコ人と言ったクラスメイトも、実はアナトリア出身なんだと発表します。

エンディング、ドイツに来てもらったのは、労働力ではなく人であった。

ポスター A4 おじいちゃんの里帰り 光沢プリント

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