2月16日に開幕する第73回ベルリン国際映画祭で、最高賞「金熊賞」を競うコンペティション部門のラインアップが23日発表され、日本から新海誠監督のアニメーション映画「すずめの戸締まり」が選ばれた。日本のアニメ映画が同部門に選出されるのは、2002年の「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督)以来、21年ぶり。
日本各地の廃虚で、災いをもたらす扉を閉めていく少女の旅を描く物語。日本では昨年11月に公開され、1月22日までに興行収入が128億円に達している。
-読売新聞より-
①ベルリン映画祭とは
主な部門はコンペティション部門、フォーラム部門、パノラマ部門、レトルスペクティブ部門、青少年映画部門、ドイツ映画部門の6つからなります。なかでも最も注目されるのが、世界中の映画作品が集められるコンペティション部門。その中の最優秀賞である金熊賞をノミネート作は目指します。
これまでベルリン国際映画祭を沸かせた主な日本映画、日本の映画人は、1963年に今井正監督による「武士道残酷物語」 が金熊賞を受賞、1963年には今村昌平監督作「にっぽん昆虫記」の左幸子が主演女優賞を獲得、1975年、熊井啓監督作「サンダカン八番娼館 望郷」で田中絹代が主演女優賞に輝き、1980年には 鈴木清順監督の「ツィゴイネルワイゼン」が審査員特別賞を受賞しています。近年では2002年に宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」がみごとに金熊賞を受賞。さらに2010年には社会派の鬼才、若松孝二監督作「キャタピラー」で、寺島しのぶが主演女優賞を獲得するなど、多くの日本人の活躍が認められています。
-ホームメイトリサーチより-
1:3大映画祭はヴェネツィアとカンヌ。国際映画祭での受賞は
ヴェネツィア国際映画祭では
スパイの妻
座頭市
HANA-BI
千利久 本覺坊遺文
無法松の一生
羅生門
新たな世界観、表現方法、人の内面に迫るものという印象があります。どの作品も、「面白い!」という感覚ではなく、「考えさせられる」という世界だと思っています。
座頭市のエンディングでのタップダンスはかなりの衝撃を受けました(*^▽^*)
カンヌ国際映画祭では
ドライブマイカー
万引き家族
うなぎ
楢山節考
影武者
地獄門
ヴェネチアとは違う志向ではありますが、その叙情感、社会性はインパクトがあります。是枝監督のイメージが強いです。
影武者は立ち込める霧の撮影、信玄に成り切った瞬間の影武者の雰囲気などは忘れられないものでした(*^▽^*)
2:すずめの戸締りとは
『すずめの戸締まり』(すずめのとじまり、英: Suzume)は2022年(令和4年)に公開された日本のアニメーション映画。脚本・監督は新海誠。日本各地の廃墟に点在する災いの出口“扉”を閉じていく少女の解放と成長を描くロードムービー。
あらすじ
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが...やがて、日本各地で次々に開き始める扉。その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。――星と、夕陽と、朝の空と。迷い込んだその場所には、すべての時間が溶けあったような、空があった――不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。
-フィルマークス映画より-
うなぎはなんとも言えないわかるようでわからない、まるでつかめないうなぎのような作品でした。
②金熊賞をとった「千と千尋の神隠し」
期間限定で映画館で上映、何度もテレビで見ましたが、映画館で見るとその世界に没入できます。
1:概要
『千と千尋の神隠し』(せんとちひろのかみかくし)は、2001年に公開された日本の長編アニメーション映画。原作・脚本・監督は宮崎駿。2001年(平成13年)7月20日に日本公開。興行収入は316億8,000万円で、『タイタニック』を抜いて、当時の日本歴代興行収入第1位を達成し、2020年に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が記録を更新するまで、20年近くにわたり首位記録を堅持した。第52回ベルリン国際映画祭では『ブラディ・サンデー』と同時に金熊賞を受賞した。
制作のきっかけは、宮崎駿の個人的な友人である10歳の少女を喜ばせたいというものだった。この少女は日本テレビの映画プロデューサー、奥田誠治の娘であり、主人公・千尋のモデルになった。企画当時宮崎は、信州に持っている山小屋にジブリ関係者たちの子供を集め、年に一度合宿を開いていた。宮崎はまだ10歳前後の年齢の女児に向けた映画を作ったことがなく、そのため彼女らに映画を送り届けたいと思うようになった。
宮崎の友人である映画監督ジョン・ラセターの尽力によって北米で公開され、第75回アカデミー賞ではアカデミー長編アニメ映画賞を受賞した。2016年のイギリスBBC主催の投票では、世界の177人の批評家が「21世紀の偉大な映画ベスト100」の第4位に選出した。2017年にはニューヨークタイムズ選定21世紀最高の外国語映画ランキングで2位に選ばれた。
2016年に行われたスタジオジブリ総選挙で1位に輝き、同年9月10日から19日の10日間、全国5か所の映画館にて再上映された。2020年6月26日より日本372の劇場で『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』『ゲド戦記』とともに再上映され、週末観客動員数で1位となった。2022年に舞台化。
-Wikipediaより-
2:感想
あくまでも迷い込んだ普通の少女というのが共感を呼ぶ名作中の名作。
白いおにぎりで涙する物語や、世話になった女性が千尋が電車に向かうときにかける言葉、千尋がカオナシにはっきりと金を断るシーン、ハクが本当の名前を呼ばれ空を飛ぶシーンに熱くなります。
それぞれの個性的なキャラは、愛らしく憎らしく絶妙なバランスです。
21年経った今も色あせることない宮崎駿監督のジブリアニメのすごさを物語っています。
まとめ・感想
21年ぶりの選出。このままの勢いで受賞することができるのか、注目が集まります。
新海誠監督が受賞することは、日本のアニメはジブリだけでないという、ジブリが育てた日本アニメ、ジブリを育てた日本アニメの総結集の力の象徴だということになると信じています。
受賞することでさらなる日本アニメの盛りあがりを期待します!
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ジブリパークができて、ますます世界へ進出し期待が高まるアニメ界。いつか新海誠監督ワールドのパークもできるかもしれませんね。
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