見事グループラウンドは3戦3勝で失点0と完全勝利で1位突破を果たしました。
グループラウンドの第3戦ではランキング6位の格上スペインに、マイナビ仙台の宮澤ひなた選手が2得点を上げてスペインに4-0で勝利しました。
またフォワードの植木理子・田中美南が決定機を逃さずに得点したことも大きい。
ワールドカップで大切な少ないチャンスをものにするということをきっちりとこなしたなでしこジャパンのシュート精度レベルの高さが出た試合でした。
植木はWEリーグの得点王。いかに日本リーグのレベルが高いかと証明した。国内リーグを見にいくきっかけになりそうです。
田中も日本のWEリーグの選手。世界へ羽ばたくことも大事ですが、男子も女子も日本のリーグにいたい、行きたい、だって日本リーグのレベルが高いから、というようになってほしいです。
スペインは2位通過でもよかったとか、3戦目なので戦力温存などもあるでしょうが、日本も同様に戦力は分散させましたが、選手層の厚さ、チーム力、決定力が大きく勝った結果が4-0となったのではないでしょうか。0点に抑えた、大きな収穫だと思います。
スペインはグループ2位通過のスイス(ランキング20位)と決勝トーナメントで戦います。
本日の目次
なでしこジャパンVSノルウェー
グループラウンドでは2位通過のノルウェーはランキング12位と日本11位とほぼ同じ強さ。どのようなチームなのでしょうか。
ノルウェーのグループステージの状況
初戦は敗戦 ニュージーランド(23位・地元開催)1-0 ノルウェー
2戦目は引き分け スイス(20位)0-0 ノルウェー
3戦目は勝ち ノルウェー 6-0 フィリピン(67位)
初戦は開催国のニュージーランドに負けてしまい、格下のスイスに引き分けで逃げ切られましたが、フィリピンには圧倒的攻撃力で快勝しステージ突破をしてきました。初戦で負けたチームはほぼ突破をできないというデータを跳ねのけて上がってきた実力の高さ、また士気は高まっているので、相当に難しい相手になると思われます。
ニュージーランドかノルウェーならばノルウェーと戦いたかったところですが、正直スイスとの戦いのほうがよかったかもしれません。
あとは、3戦目に勝負を仕掛けた分のメンバーの体力や精神力の疲労がどの程度か、というところでしょう。日本戦への攻略する時間的余裕も少ないと思います。
日本のメリットは
南半球という遠い場所ではありますが、時差が少ない日本はアドバンテージがあると思われますが、寒いことに関しては日本よりもノルウェーのほうが慣れているかもしれません。
3戦目、戦力調整を考えて決勝トーナメントを視野に入れた戦いをできた日本のほうが有利でしょう。また相手に対する攻略の時間もあるので、自分たちの戦い方だけでなく、相手に合わせたフォーメーション配置も有利です。
不安な点は
ワールドカップは失点の少ないワンチャンをどう活かせるかが鍵になりますが、ノルウェーのディフェンス力は高そうです。3戦で失点はわずかに1点、それも開催国の初戦でやられただけです。開催国のアドバンテージは大きなものがありますから。
お互いにじりじりと得点の入らない時間が続き、一発勝負、またはPKへというのもあり得ると思います。
しかしながら、焦ってカウンターを喰らうリスクは押さえて、逆にスペイン戦のようにカウンター勝負で決め切る。こうやって渋く粘り強く勝つという、これかもしれません。
また、スペインはあまり使わずほっとしましたが、サイドをえぐられてのピンチがありました。どうしてもフォーメーション上仕方ない部分もありますが、そのデメリットを攻められ続けると苦しくなります。お互いにケアしつつ、相手に何度もチャンスを与えない、ここはポイントになると思います。
スタメンは、初戦メンバーを中心にいくと思いますが、調子や相手の攻略に合わせて臨機応変に組んでほしいです。
土曜日ですので、生で見ることができる人も多そうです。しっかり応援したいと思います。
こちらの記事でいままでのワールドカップの経過を紹介しています。
このまま決勝戦へ、そして優勝の記事を書きたい!
アドセンス広告