「大地震に備える」実際に被災した経験より!便利グッズの前に普段からできること

昨日、石川県での震度6強の大地震。余震が続いていますので、被害にあわれた方が少ないことを願います。青森でも地震があり、石川県ではこの後も油断ならない状況かと思います。心が休まることがない日々は辛いですが、命を優先に行動してください。

 

この写真がなんだかわかりますか?

2011年東日本大震災でやられてしまった、我が家の車のエンジンルームです。

被災するといろいろなことが発生します。

幸い僕は生きていました。ほんとにラッキーだったと思います。

当然、亡くなれた方などに比べては僕のこれは大したことではありません。それでも、数多くの人が体験するかもしれないことを実際の経験から、お伝えしたいと思います。

 

 

 

 

①津波の被害

駐車場においてあった車は、完全に水に飲み込まれたようです。

なかは泥が乾いた状態でした。

 

1:なぜ不確定な表現かというと

地震が発生してから、この状況を見に行ったのは、そうとう時間が経ってから、たしか2週間ぐらいだったでしょうか。

僕の借りていたアパートは、地震後に「危険地帯」指定で立ち入り禁止区域になり、入ることができませんでした。だからずっとどういう状況かわかりませんでした。

①家はあるのか?

たくさんの家が流され、多数の火災の報道など、不確定な情報ばかり。突然、自分の家に帰れなくなりました。

②駐車場の車はあるのか?

正直ないと思っていました。家がないかもしれないのに車があるとは思えませんでした。あの日は地震の前に出かけたので、2台のうちの1台の車は置いてきたのでした。

 

車を見たときに泣きました。すぐに奥様に電話して「車あったよ」と。もちろん走ることはできませんでしたが、大切な車があったことは奇跡的なことでした。

アパートもありました。僕の部屋は1階でも土台の上にあったので普通の家の1階と2階の間ぐらいで被害は軽く、もちろんすぐには住むことはできませんでしたが、水をかぶったとはいえ、家具なども家になかにありました。唯一流されたのは外にあったタイヤがなくなっていましたが。

ただ近くには大きなコンテナやトラックなど、こんなものが流れるのかというものが道路にあり、後日近隣の方にきくと、この地域は、波の端っこのほうで、場所の高さによって被害を受けた人、受けない人、車の使用可能不可能など様々だったようです。

 

ポイント:

①情報は不確定。不安になります。確実な情報はほとんどありません。どうすれば情報得られるか、どのような情報が本当かガセかを普段、たとえば渋滞や火事、事故などのときが身近で起こったときに調べるくせをつけておいたほうがよいです。

 

②水害は、津波だけではありません。昨今の温暖化で、洪水被害は増えています。

いまの車の場所、家の場所は水害に強いか、どれくらいで危険かをハザードマップを調べておきましょう。そして、天気予報から危険を早めに判断し、避難しましょう。家は動かせませんが、命・そして貴重品や車を失わないことはその後の生活に大きく影響されます。

ちなみに、津波や地震のあとは、地盤が変化し、いままでと同じような水害ではなくなります。僕のアパート近辺は地盤沈下し、以前と同じ雨量で、かなりの被害がでました。車はあと一歩のところでダメになるところでした。家から出たら周囲が水浸しで消防署の人におんぶされて車まで行くことになったという経験があります。

普段は1階は荷物や移動で楽ですが、水害のときは高層階がいいなと思いますね。

 

2:変化させざるを得なかったこと

1.住まいの変更

幸い、僕は奥様の実家へ行くことができました。

会社へはそこから会社へ行き、会社で休みまで寝泊りして、戻るを繰り返しました。

この間、仕事に忙殺されながらも、被災したアパートをどうにかしなければなりません。奥様は実家へ戻ってもらい。これは僕の行動力の無さからきたのですが、もめました。アパートに住むために掃除をしなくてはならないのですが、僕は仕事に追われて、放置し続けたからです。

すべてが予定通りの変更ではありませんので、かかわる人全員がつらいという状況が続きます。

なんとか一気に片付けて住むようになりましたが、当面は一人で住んでいました。水もガスもありましたが、床下は泥だらけで掃除できませんでしたので、家で食事することはなかったですね。帰りに「すき家」で同じ席に座り、毎食食べて、メニュー全制覇しても、まだ一人で住んでいました。

 

2、ガソリンがない

車で移動するには絶対に必要ですが、宮城ではガソリンは並んでも買えないという状況が続きました。これは宮城に限ったことでなく、近隣の県もでした。

なので実家に帰ると義父が並んで買ってくれたガソリンを給油させてもらうという甘えた生活をしていました。

休みに並べばいいじゃないか、と言われそうですが、会社でも忙殺され、往復の交通で身体も心もボロボロでしたね。とくに会社での寝泊りは風呂がありません。

ここでも奥様と喧嘩しました。震災になると人の本音がでるといいいますが、僕は典型的な人頼りで嫌なものは自分でやらない性格が露骨にでました。

後日、母に父の愚痴を聞かされたのですが、父はまったくなにもせず、母方の人を頼ってばっかりだった、と。自分のことだと思いました。

 

ポイント

①もし今の場所がなくなったら、最悪どこかへ住めるところを考えておく。

ホテル?会社?ホテルはやってません。会社は数日で耐えられません、シャワーはないし、他にもたくさん人がいて、最初は不安が減っていいですが、プライベートがなくお互いに辛くなってきます。もちろん、布団やベッドが潤沢にあるわけではないですから。

 

②ガソリンはこまめに給油しておく

長距離避難にもガソリンは必須です。半分以上は残しておきましょう。

いまは昔よりも燃費がよいので、不安は少ないですが、僕のように車だけが頼りになる状況もありえます。

ガソリンがあれば、寒いときは暖をとったり、寝たり、テレビがあれば見たり、充電したりできます。

僕は震災のときガソリンは後でいいやと少ない状況で走っていて震災にあいました。それで、充電はあまりできず、暖もあまりとれずでした。ただ、車だけにいると情報を得られません。コミュニティーのある、僕は学校でしたが、そこにいく必要がありますので、車があれば大丈夫ということでないので。

あわせて、車に毛布など、少し休めるものを積んでおくことはおすすめです。

便利グッズもあれから進化しています。充電バッテリーも使えるか確認しておきましょう。

 

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②地震の被害

我が家の見れなくなったレグザ。見た目は問題なさそうですよね。遠目にはですが、これはもう映りません。

 

1:ものは落下、テレビは倒れる(飛ぶ)

近づいて撮った写真はこれです。ひびが入ってしまいテレビは見れません。

このときの震度は5強

4を超えてくると、被害が大きくなります。

まずはテレビ、デスクトップパソコン。

本棚からものの落下、ガラスものなどは破損します。

何度も地震にあっている我が家でも最初は被害を減らそうと下に置いたりしているのですが、どんどんと慣れていき、結果、上からものが降ってきます。

僕は地震でテレビ2台、パソコン1台をやられています。被害額もかなり大きい。

 

2:交通障害・水道・ガス・停電・食料

自宅にいることも多いと思いますが、休日の外出や働いているとなると外にいる確率も高いです。残念ながら、家でテレビを守ったことも多数ですが、3台の損失は家に不在だった時です。

交通障害の第一段階は、エレベーター停電などの閉じ込め、電子ロックの駐車場の閉じ込めです。僕は車を板が上がるタイプの駐車場にとめたため、停電で動くことができませんでした。人によっては車を強引に発進させた人もたくさんいましたが、僕は家に戻れなことを想定して、車を破損させることはできないと通電まで約2日半、車を動かしませんでした。ちなみに駐車料金はリセットされて0円でした。※こんなときにお金のこと?と思うでしょうが、銀行は動きません、カードも使えないとなると現金はかなり貴重です。ここでもし数千円、万円とかかったら持ち合わせが足りずガソリンを入れることができなったです。

仙台駅中心部が通電で車を動かしたあとは、ガソリンスタンドが通電するまで車で並び(奥様の割り切った考えに救われました)なんとか3日目にはガソリンを入れることができました。

その後は、自宅のほうが危険なため、奥様の職場に書置きをし、自分の会社へ向かいました。※危険とは自分で判断しましたが、後日、自宅は立ち入り禁止区域となっていることを確認しました。ほんとに情報はまったく届きませんでした。ガラケーだったというのもあったのでしょう。LINEはなかったです。

このとき、会社へ向かうときはほぼ町は真っ暗です。すべて停電で、超主要の道路が一部交差点の信号が点滅しているだけで景色はありません。夜にガソリンを入れて会社へ向かったので、車は他にほとんど走っていない状態でした。ガソリンをみんな節約していた、どこにも行くことできないからでしょう。空いてはいましたが、危険でした。逆に昼はまともな交通ができず渋滞だったでしょう。

僕は幸いにも食料を駅周辺で確保することができ、買い物をすることもできました。トイレもありましたし、水もありました。歯を磨くこともできました。会社に着いた日には会社での水は出るという幸運がありました。

水は最後まで出なかった地域もあれば、ガスがない、灯油を盗まれたなど、地域の被害状況は様々、復旧の仕方も様々です。これで大丈夫というのはありません。

 

ポイント

①上にものを置くときに地震を想定する

急な地震に備えて、上にあぶないものを置かない。整理するには上にものをしまうことはたくさんあると思います。でも、落下しても大丈夫なものを上げましょう。たとえばぬいぐるみとか軽いものとか。そうでないものは下のほうか売りましょう。

②テレビなどは、転倒防止策をしましょう。

これは少しお金がかかってしまいますが、壊れた損失も大きいですが、すぐにパソコンが使えない、テレビが見れないというのは普段よく見ている人にはつらいです。震災時はとてもストレスがかかります、そのときに大事なのは普通を感じる時間です。もちろん今は、スマホがあるので、テレビ、パソコンがない人も多いかもしれません。少しでも普通をできるようにリスク管理しておく。

③充電道具を充実させておく。

これもお金がかかりますが、スマホをよく見る今の時代に必要なものは、大量のモバイルバッテリーや簡易太陽光発電装置や充電式大容量バッテリーなどですね。

④すぐに焦って片付けない。

大きな地震のあとは余震やまた大きな地震が来る可能性があります。すぐに片付けたくなりますが、まずは下のほうにものを置いて、テレビなども下におろしたり、倒れてもいいように毛布を下に敷いておいたり、寝るときや外出のときは毛布にくるんで倒しておくのもありです。片付けたあとでまたすぐに地震で散らかるとその労力や精神的苦痛は大きくなります。普通を感じることは大切なのですが、焦らずの心も大切です。

⑤外で震災にあう可能性が高いことを想定しておく。

家族と離れてしまうこと、連絡がとれないことがあります。どこに避難し集合するか。我が家ではどこのスーパーでと決めています。優先順位を決めておいて、1・2・3ヵ所としておきましょう。行った先に伝言を残すことも大切です。スマホ、LINEなどでつながらない可能性を想定しておきましょう。

⑥水・食料・電気・トイレなどを優先順位を決めて確保する

当たり前のようですが、すべてが最初から揃うことはありません。

震災のとき、このような話が出ていました「電気さえ復旧すれば問題ないでしょ」僕もそう思っていました。しかし、被害は連鎖します。電気がなければ、水がでない、トイレが使えない、食料が作れない、ガソリンが補給できない、車が動かない、食料が、物資が運べない、設備の損傷と連鎖していきます。そして、被害が広がるほど広がるほど戻るのも時間がかかるということです。

電気が回復したとしても、順番に元から回復していきます。そのことを念頭に動いておかなければなりません。たとえば、家に冷凍食品が電気がダメになって溶けてダメになってしまうとします。じゃあ買いに行って補給すればいいやと思っても、スーパーの冷凍食品も溶けてダメになっていて売っていません。ではスーパーに入るのはいつか?スーパーにおろしている倉庫、ここもダメになります。ではここの倉庫に入るのは?遠くの大丈夫な工場からとなりますが、その工場がもしだめなら?さらに遠くになります。遠くになれば、需要をまかなえる量を普段の量にプラスして作ることや長距離を運ぶ運送の力が必要になります。もし、その配送ができたとしても、倉庫の電気が回復したら設備の復旧となります。すぐに使えばよいですが、故障などがあれば、部品の手配、人の手配など、さらに時間を要します。つまり普通の状態に戻るには相当の時間がかかるということです。

そのことを加味して、自分になにが必要なのか、いま大事なことは?ということを事前に考えておくことと、その方法を考えておくことです。

 

 

 
 

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まとめ・感想

石川県での地震、被害にあわれた方、避難などで不安な方がたくさんいらっしゃるかと思います。

命を優先に、そして心を大切に、どうか無事でいてください。

 

 

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地震のとき、こんなときに、趣味で自分は楽しんでいいのか?という苦しみがありました。いいんです、心を保つこと、心を癒すことは震災へ立ち向かう原動力となります。

そんなことを悩ませてしまう、それが震災の一番の恐ろしさかもしれません。

 

 

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